自分自身の
自分自身による
自分自身のための ものづくり
/ RGB活用テクニック

Nintendo64 RGB出力化

工作難易度:普通, 部品入手難易度:普通

材料

加工

手順

  1. 特殊ドライバを用いてふたを開ける
  2. 放熱版やシールド板を取り外す
  3. VDC-NUSのRGB出力ピンに配線する
  4. バッファアンプを組み立てる
  5. バッファアンプ、IC、コネクタに配線する
  6. SFC用RGBケーブルを手直しする
  7. 配線などを確認し、動作確認
  8. ふたを閉じる

ふたを開ける

特殊ドライバー(商品型番DTC-27)を使ってふたを開ける

Nintedo64 蓋を開けた

放熱版やシールド板を取り外す

シールド板などを取り外した

バッファアンプの組み立て

NJM2267を用いたビデオ信号用バッファアンプを組み立てる

回路図
バッファアンプ回路図

回路は3回路分必要。

バッファアンプ組み立て例

バッファアンプ バッファアンプ裏面

N64の電源は3.3Vおよび12V。NJM2267の稼働電圧は4.85V〜9Vなので、 12Vから電圧を落とすことが必要。3端子レギュレータ7805等を使うのが定石だが、 ダイオードを直列に入れてダイオードの電圧降下で9V以下に落とすのも手。

私は7805を切らしていたのでダイオード直列にしたが、7本では電圧を9V以下まで 落としきれなかった。実は10V超えていて絶対最大定格を超えている。まぁ、 動いているのでよしとしてますが…。

裏面の写真、実は写真撮影の時点で、ICの電源への接続を忘れていたり、 RとGが間違って配線されていたりします。皆さん、気を付けて

VDC-NUSのRGB出力ピンに配線する

VDC-NUSというICの 17, 19, 21ピンにそれぞれR, G, Bを配線します。

バッファアンプのGNDはVDC-NUSの12ピンに接続します。

VDC-NUSへの配線

バッファアンプの電源は基板裏面よりとります。

12V取り出し

バッファアンプの出力をコネクタ部へ配線する

1, 2, 4ピンがそれぞれR, G, B。

コネクタ部への配線

SFC用RGBケーブルを手直しする

SFC用のRGBケーブルには、21ピンコネクタ部に電解コンデンサが入っているので、 これのプラスマイナスを繋いでバイパスするようにする。

配線等確認・動作チェック

誤配線・VDC-NUSへの配線部の半田ブリッジ等ないか確認し、動作チェックする

動作テスト

動作確認ができたら元通りにふたを閉じる

バッファアンプはショートしないようにプチプチ等でくるんで隙間に押し込みます。 小さめに作っておかないと中に入らないという悲劇が待ってるかもしれません。

蓋閉めた

追記訂正補足:+5Vについて

RFモジュレータ等のために、+5Vが用意されています。ですから、わざわざ+12Vから+5Vを作らなくても、それを使う方がいいでしょう。

レギュレータ

面実装の3端子レギュレータがありますので、その出力側平滑コンデンサから取り出すのがよいでしょう。

+5V取り出し

注意

当記事は正しいことを書くように心がけて記述してはおりますが、 勘違い・間違い・うっかりミスなどが混入しているおそれがあります。 当記事を参考にして行った工作などの結果について、 爆竹銃はいっさい責任を持ちません。

当記事の内容に間違いなどがありましたら 掲示板にて報告していただけると幸いです。

何か質問などがありましたら 掲示板に書き込んでいただければ、気がつき次第お返事いたします。

参考文献

東京すわん, Nintendo64を改造する!!, ゲームラボ 1995年8月号, pp12-13 116-118

履歴・著作

2004/04/08:加工

2004/04/09:ページ作成

2009/12/07:+5Vに付いて追記

@自分自身のためのものづくり by 爆竹銃